
夕日台から見るウトロ漁港と沈む夕日

知床で見る星空
すこし雲が出ていたのが残念です
羅臼で沖合に浮かぶ国後を眺めた後、食料を求め町内をさまよった。
だが目にはいるのは観光客相手の物産店ばかり。
そしてそこに並ぶものはと言えば、タラバガニだのアブラガニ、北海シマエビ、ホッケの開き、秋刀魚二十尾(地方発送承ります)など、キャンプとは無縁な高級魚(しかし全部好物!)、もしくは量的に多いものばかり。
頼めば秋刀魚は小分けしてくれたのかもしれないが、「秋刀魚、二尾下さいな」とは到底言えるはずもなく。
唯一ホッケの開きは買えたのだが、まだ時間はあるしウトロに戻ってそこでまとめて買おう、そういう話になった。
しかし。
漁村(失礼)の人たちはいったいどこで魚を手に入れているんだ!?というくらいに店がない!
どこを見てもカニしか置いていない。
町民はいつもカニばかり食っているのか!
一件確認した(来た当日ビールを仕入れた)町唯一と思われる商店には干した魚しかなく、生魚は一切れもなかった。
ほっけの開きも真空パックで羅臼の倍の値段。
「もうあきらめてキノコ汁にしよう」
疲れ果て、妥協案がため息と共に出た。
そして「メインとなる食材は出る前に用意しよう」という教訓も。
そろそろ夕日の落ちる時間ということで、「キノコ汁」の下ごしらえを友人に頼み、「夕陽台」へ。
昼間の好天がウソのように厚い雲が沖合を覆っていた。
それでも粘ること一時間。

素晴らしいショーの始まりだった。
雲の切れ間から徐々に顔出すオレンジ色の太陽。
刻一刻と表情を変える海。
これで今回のキャンプは完結した。
と、思ったのだが…
テントに戻ると友人が茫然と座り込んでいた。
開口一番。
「キノコが 無い!」
めまぐるしく回るあたまの中に冷蔵庫に入れたキノコの映像が浮かんだ。そして、冷蔵庫からキノコを出す場面は終ぞ現れることはなかった…






